先日のM3で見えた今の同人音楽に必要な何かの答え

最近はビジネスの世界において、こんなこだわりを持つ人や企業が増えているのだそう。

「社会貢献」

つまり、自分のキャリアやお給料のために働くのではなくて、社会貢献を目指して働くことで、巡り巡って自分の元に利益が回って来るのだという考え方です。
お金のために働いている人は時代錯誤な考え方、もしくは人によっては三流扱いされたりもします。
今日これからお話しすることは、これが前提であることを踏まえた上で読み進めて頂けると幸いです。

あ、それと丁寧に話すのが割と面倒臭いので等身大の私でここからは語ります。
ご承知おきを。

昨日のM3で色んな人に会って、色んな話をしたんだけど、そこで私が改めて気付かされた点や気付いた点をただひたすら書き綴ってみたいと思います。
もちろん、私個人の捉え方や見解なので、あくまで一個人の意見なのだと捉えて下さい。

無理のある空気が渦巻く即売会場

いやこれ、ひしひしと感じて来ました。現場から。
買う側も売る側も。
勿論、皆が皆そうではないのです。
当然、我が六弦アリスの新譜を楽しみにしてくれている方々もいっぱいいました。
彼らは表情で分かります。話さなくても幸せオーラが滲み出てるから。
しかし今回は彼らの話は置いておきます。

今回問題にしたいのはそれ以外の層。
とにかく全てが惰性。惰性でソシャゲを続けてますみたいな空気がとにかくすごい。
それが悪いとは言わないけど、決して良くはないのは明らか。
でも誰もそんな現状を変えようとはしていない。
何かがおかしい、そんなことを考えてしまう一日でした。
これからお話しするのは、そんな彼らにまつわる私の見解です。

前述のように、先日のM3はとにかく無理のある空気感が漂う7時間でした。

売れてなくても笑顔でいられるやつもいれば、売れているからこそ笑顔でいられるやつもいる。
私はね、どっちもいるからこそ、そこに人間模様があって、その人間模様こそが社会を作ってると思うのね。
同人業界だって立派な社会の縮図なわけです。
だからと言って、売れたらやっぱ嬉しいじゃない。誰だって。
だって売れるも何も誰にも知られないまま自信をなくして人知れず引退するサークルが毎年いっぱいいるんだぜ。
先日、私の知り合いのサークル者もひっそりと引退しました。
私は自分も含めて、そういうやつらの為にも “存在を知られるきっかけ” が必要なんじゃないかと思ったのです。
だから今、私は同人音楽専門のニュースサイトを立ち上げようとしているのです。

私から見るサークル内部の光と闇

私は六弦アリスや七幻シュトラーセといったサークルをやってるけど、もう自分たちのことばかりも考えていられない状況になっているなと認識しています。
私たちのサークルは発足以来、黒字運営にならなかった事は一度もないです。
先日のM3もそう。
そもそも経費は一度のイベント出展だけで昼までには回収できています。
でも今後はそれも時間の問題なんじゃないかと思い始めているのです。

正直に言うけど、他のそこそこ大きなサークルを見てても思います。
「ああ、この人たちは割と無理して見栄を張ってるけど、実際は不安で仕方ないんだろうな」と。
「危機感を抱いていることを言い出せずにいるんだろうな」と。
壁サークルには壁サークルのプライドがあります。
当然です。無いと言えば、それは絶対に嘘だと言い切れます。
だから言えないんですよ。「助けて」が。

逆に今売れてるサークルが来年も同じ立ち位置にいるとは限らないのです。
そういう世界なのです。
でも数で言えば人は変わらずいるのですよ。そこにはちゃんと。
なのにその存在すら気付いてもらえていないサークルがいっぱいいる。
何でその存在を知られてすらいないサークルが山ほど存在するのか。
みんな分かってると思うけど、彼らには知られるだけの宣伝力がないのです。
そもそもどうしていいかが分からないのです。
資本力の問題だけではないのです。

うまく行ってるやつからすればそんなこと知ったこっちゃない、と思うかも知れない。
他人事のように思うかも知れない。
でも彼らが育てばこの業界はもっと面白くなるし、何より活発になるのです。
活発なマーケットは経済が上向き傾向にある証。
そうなれば誰もがそれを享受できる。
でも一部のケチな連中が自分のことしか考えずに搾取を続けていれば、もうそこは焼け野原にしかならないわけですよ。
その結果どうなったかって、そりゃ【無理のある空気が渦巻く即売会場】になったわけですよ。

こうなったのは誰の責任って、自分達のことばかり考えて思考停止していつまでも過去の焼き増しみたいなことをやり続けて来たサークルなんじゃないかと思ったりもするわけですよ。
何も自分たちのことを優先的に考えるのが悪いとは言わない。
本質的にはむしろ正しい。
問題なのはその中身だ。
儲け主義でエンタメ性は二の次みたいな考え方のサークルが増えすぎて、そいつらがこの業界をダメにしているんだと言いたいわけ。
そいつらの考え方が変わらない限り、この業界は何も変わらないし本質は変えられない。
そもそもそいつらは現実を見ていないかも知れない。
何せ自分のことしか頭に無いからな。やつらは。
そのくせ島中サークルを見下して勝った気になってるじゃないか。
だから同じ格のサークルとしかつるまないじゃない。
もう行動に本音が出てしまっている。

私が最近「突然どうした? 何で最近意識高い系なの?」みたいになってるのには理由があるのです。
業界のリアルな実情を知れば知るほど、経済学の観点や経営学の観点、あらゆる観点からこの業界を見ると、とにかくおかしなことが山ほど見えてきたわけ。
いや、起きてるわけ。現実として。
もし私が近頃狂ってると思ってるやつがいるなら、そいつらはもっと狂ってるわ。
目を覚まさなきゃいけないのは、やつらの方じゃないか。

すべての本質は、いつでも紙一重でできている。

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Mr.ASK

「六弦アリス」 や 「七幻シュトラーセ」 という、アンダーグラウンドな音楽ユニットの主宰。
有言実行。

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