【制作論】自分と自分の作品に付加価値を生み出そう

皆さんご存知のように、私は音楽制作が大好きです。
でなければこんな活動はしていません。当然です。

では好きなことをただ自分の好きなようにやっているかと問われたら、それは少し違います。
好きなことの向こう側には、必ずリスナーという第三者の存在があるからです。
それを無視して制作を続けるわけには参りません。
つまり言い方を変えると、自分の趣味でやっているようで、その実、誰かのために制作をしているということです。

私はこれまで、自分のやりたいことがどれだけ優先的にできているかを重視してきましたが、最近は何だかそれも違う気がしています。
おそらく自分の活動に価値を求め始めたのでしょう。

ここでいう価値とはいったい何かというと、自分を求める人たちの数。その合計値です。
例えば私のCDを1,000人のリスナーが買ってくれたら、私は現在1,000人分の価値を持っている、ということになります。
この価値をどうやって伸ばすかというと、その価値をまだ知らない人に一人でも多く知ってもらえば良いのですね。
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価値を生み出す思考

当たり前ですが、その価値とは自分が決めるものではなく、第三者によって決められるものです。
だからより多くの人にとって有益なものこそが、真に価値あるものと言えるでしょう。

つまり、第三者にとって明らかに有益なものならば、そこには必ず価値が潜んでいます。
そして、それを有益だと思う人が多ければ多いほど、更にその価値は高くなって行くのです。

だからと言って皆が求めるものばかりを追求し始めると、より高い価値を有した大きな企業や団体には及びません。
彼らよりも高い価値とそれを宣伝して回れるだけの資本力があるなら話しは別ですが、個人として考えた場合あまり現実的とは言えません。

ではどう考えるのが自然か。

あなたにも好きなものがあるように、他の人にも好きなものはあります。
まずは自分の好きを中心に彼らとの共通点を探してみましょう。
そもそも、その共通点を探して確認するまでのルーチンをエンタメとして確立させたのがコミケなどの即売会だと思うのです。
ここで人気のある作家の方々の多くは、だいたいこの考え方が自然に出来ています。
どれだけメディア媒体などのインタビューで「好きなことをやっていたらいつの間にか成功していました」と格好いいことを言っていても、心中では必ず「自分の価値を如何にして上げるか」を真剣に考えていたりするものです。
なので、まずは自分の好きなことを優先させる前に、ターゲットとなる方々の「好き」も同時に探求してみましょう。
もっと人に優しくなれます。
<下へ続く>

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代わりがいない自分だけの価値

さて、ここで人の本質について触れてみましょう。
人は他の誰かと比較して優劣を付けたがる生き物です。
なぜこのようなことをするのかと言うと、自分が努力して来たことが世間にいったいどれだけ受け入れられる傾向にあるのかを、数字として探っているのです。
または自分がやって来たことが間違いではなかったかを、他人と比べることで確認しているのです。
中には何かアクションを起こすたびに、いちいち周りを見渡すような人もいますね。

しかしそうすることでほとんどの人が「あるもの」を見失ってしまいます。
それは「ひた向きさ」です。

鈍感力という言葉があるように、前向きになっている状態の自分にはまるで必要のないもの、知らなくて良いもの、それが他人との比較なのです。
更に言えば、他人と比較をすることでそれまでひた向きだった自分に迷いを与えることにもなります。
勉強という意味で広く自分以外を知ろうとするのはとても素晴らしいことなのですが、自分の価値を他人と比較してしまうのは頂けません。
そこで得られる情報は優劣どちらにしろ、あなたのひた向きさの妨げになるものです。
優であれば慢心を生み、劣であればそれまで育んだ自信を失うことでしょう。

無神論者の私が言うのも何ですが、私たち人間は神ではありません。
不完全な存在ゆえにほんの少しの感情の起伏が、よくも悪くもその後の人生を大きく変えてしまいます。
それすらも自分の中で消化してしまうくらい強い心の持ち主ならばこんなことを考える必要はないでしょうけれど、多くの方々はそこまで強くありません。
知らなくても良いことなら、知らないままいたほうが幸せなのです。
逃げるべきときは思いっきり逃げましょう。
孫子の兵法書にもそう書いてあります。
凹んでる方がよっぽど時間の無駄なのです。
とにかくひたすら前向きに。ひた向きに。
その姿勢こそがやがて自分だけの価値を生むのです。

逃げるのは何だか自分に負けた気がして嫌ですか?
では言い方を変えましょう。

前述で勉強のために自らを周りと比較して切磋琢磨するのは大いに結構ですが、自らの価値を他人と比較するのは頂けないと私は言いました。
なぜなら、私たちはもともと生まれながらにして誰もが固有の価値を持っているからです。
この世界にもう一人のあなたが存在しないのと同じです。
固有の価値だからこそ、誰とも比較できないのです。
比較できないからこそ、あなたがあなたでいられるのです。
そうは思いませんか?

最後に

私たちは私たちにしか出来ない役割を全うしていれば、きっと誰もがオンリーワンの成功者。
なのにどっちが優れているかなんて、宇宙規模で考えればかなりどうでもいい・オブ・どうでもいいことなのです。

前向きに、ひた向きに。
どこまで行っても何をやっても私は私にしかなれないし、あなたはあなたにしかなれないのです。
それでも何かしら自分の未来を変えたいのなら、昨日よりも少しだけ今日は何かを頑張ってみましょう。
昨日の自分よりも今日の自分が優れているように。
少しでいいのです。
きっと大丈夫。

前向きに、ひた向きに。

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Mr.ASK

「六弦アリス」 や 「七幻シュトラーセ」 という、アンダーグラウンドな音楽ユニットの主宰。
有言実行。

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