同人活動を熱く語るコラム

今日は珍しくまじめに音楽のことなどを語ってみたいと思います。
と言っても何も音楽理論の話ではなく、もっと本質的なところです。
サークル関係者や音楽に従事する方々におかれましては、是非ともご一読頂きたいと思います。

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大衆が求めた “アート” という名の虚像

音楽は大まかなジャンルに分けると、芸術という分野にくくられます。
アートです。
決して金融でもなければ評論でもありません。
創作活動として多くに認知されている以上、やっぱり芸術カテゴリです。
なので、どこかしら一般的には崇高な何かに見られています。
ゆえに拝金主義に走ると、何だかガッカリされるわけです。
逆に拝金主義なんてクソくらえだと叫べば「あんたたちロックだぜ!」と賞賛されるわけです。
でも実はそんな彼らの実家は資産家で、貧困経験がまるでないことなんかは誰も知らなかったりするわけです。
世間は99%の皮肉でできています。

ヒットの法則の本質

さて、ご存じのように世間のあらゆるものは需要と供給で成り立っています。
需要が高ければ、それを供給する側は生産数を増やし、逆に需要がなければ生産数は減らされる。
そんな仕組みです。
例えば話し相手がつまらなそうにしていれば、あなたはいったん話すのを止めるでしょう。
相手にとって需要がないことが分かったからです。
こんなところにも需要と供給のバランスがあるのです。

音楽の話をしましょう。
皆さんは “需要のある音楽” とはどのようなものだと思われますか?
キャッチーな音楽性ですか? それとも10代の心を代弁した切ない歌詞との合わせ技ですか?

私が思う需要のある音楽の答え。それは、【存在しない】 という答えです。
音楽に対する需要は、本当に人それぞれです。なので、「この形がヒットの法則なんだ」 というものなんて、絶対にありはしないのです。
もし本当にあるのならば、この情報化された時代。誰もがヒットを飛ばせるでしょう。
しかしそうならないのは、初めから無いからなのではないでしょうか。

業界人と話をしていると、大抵 「最近の流行はこのスタイルなんですよ」 みたいなことをよく耳にします。
アパレル産業でよく聞くキャッチコピーまんまなことを耳にします。
冷静に考えてもみて下さい。
「ヒットの法則」 を語る人は大抵、ヒットした後のコンテンツの共通点ばかりを語ってはいませんか?
つまり、そんな法則なんて最初から誰にも分からないのです。
事実として起こったことを語るくらいしかできないのです。

じゃあなぜヒットするコンテンツが生まれるのか。
ここがとても重要なところです。
それではここから本題へと移りましょう。

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ヒットコンテンツが生まれる瞬間

需要と供給の話を思い出して下さい。
需要が高ければ高いほど、商品が市場に出回る数は増えます。
そして増えれば増えるほど価格も下がって来て、やがては供給過多へと向かいます。
これで言うところの商品の価格が下がる前の段階、ここがいわゆる 「ヒットしている状態」 と言えるポイントでしょう。
Webマーケットの世界では「バズる」と言います。
つまり、何となく売れる気配に気が付いた競合他社が複数現れて真似をし始める段階のことです。
皮肉にも彼らの真似のおかげで、当たるかどうかも分からなかった一つのコンテンツは一気に世間一般に広まることとなるわけです。

世の中には、少数の人たちにとってはとんでもなく価値のあるものがあります。
いわゆるちょっとしたフェチのようなものです。
それをそこそこ人目につく場所へ投下すると、それを愛する人たちが集う何だかコアなコミュニティがそこに出来上がります。
やがてそれを見た誰かが似たようなことを始めるでしょう。
そんなコミュニティが増えて行くと、それらを一つの場所に集めてもっと大きなことをやってみたいと思う野心家が現れます。
そしたらほら、もうヒットの図式ですよ。

まあ、これはあくまでただのコンテンツの動かし方の大まかな流れです。
実際はここに予算の問題や人の問題など、様々な障害が予想されます。
個人レベルでどうにかできる話ではありません。
ましてや同人音楽サークル程度ではまず不可能でしょう。予算の問題がクリアできません。
企業ならば可能でしょう。何せマンパワーを投入できます。
サークルのように構成人数1名~3名とか、そんなんではないわけですから。
でも5、6名もいれば充分でしょう。

ここまででだいたいの流れは掴めたかと思います。
おさらいをしましょう。

まず、ヒットの法則なんてありません。
全て誰かのでっち上げです。
それにまんまと乗っかってしまった人が予想外に多いと、それがバズるだけです。
そのかわり短命です。

私が思う需要あるコンテンツ(創作物)とは、そんな一朝一夕で生まれるものではありません。
何度も何度も試行錯誤を繰り返した職人の技による、究極の逸品であると考えます。
そしていつしか日の目を見る瞬間が訪れるのです。
しかしその瞬間を運んでくるのは、他人です。自分ではありません。
だからその日のために、常に自分と向き合って鍛錬を怠ってはいけません。
意識は高く持ち続けるのです。
「意識高い系」 ではなく、意識を高く持つのです。
無駄な雑学ばかりを得ず、本当に必要な知識だけに絞って学ぶのです。
周りに流されてはいけません。自分が無くなります。
独自の視点は常に持っておきましょう。
さきほど述べた言葉を思い出して下さい。

世の中には、少数の人たちにとってはとんでもなく価値のあるものがあります。
いわゆるちょっとしたフェチのようなものです。

私たちは生まれながらに個性を持って生まれて来ました。
だから他の誰かになる必要なんて、どこにもないのです。
誰かのコンテンツをバズらせて2番目以降になるくらいなら、その時間を使って自分のコンテンツをバズらせたくはないですか?
ともに頑張りましょう!

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Mr.ASK

「六弦アリス」 や 「七幻シュトラーセ」 という、アンダーグラウンドな音楽ユニットの主宰。
サラリーマンを経てITベンチャーを起業後、突然音楽に目ざめて現在に至る。
日々、謎の社会派コラムを自身のページにて執筆している。

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