七幻シュトラーセ 【DESTINY】 全演説原稿

DESTINY

DESTINY

演説原稿:Mr.ASK 編曲:Mr.ASK

人は生まれる前から誰しも等しく与えられるものがある
それは、いつか必ず死を迎えるという運命だ
人は運命から逃れることはできない
ただ、皮肉なことに死という運命は、人に生きる意味をもたらした

人の価値というものは、死を迎えるまで誰にもわからない
死を迎えて初めて、残された者が評価を下すものだ
人は歴史の中で、実に膨大な偉業を遺してきた
運命とは、人に大きな決意と可能性を与えるものである

運命はときに人を惑わし、ときに真理を与える
恐れは絶望を生み、歩みは希望を生む
人は己のままに、ただ信じた心のままに
人は誰もが生きる決意を持って、この世界に産み落とされた

奇妙な夜の物語

演説原稿:Mr.ASK 編曲:Mr.ASK

あの日はとても静かな夜だった
風もなく、人の気配すら感じさせない夜だった
何の変哲もない、の夜だった

私はいつものように書斎の椅子に腰をかけ
読みかけの本を眺めながら、ただ眠りの訪れを待っていた

しばらくすると、私は奇妙な光景に目を奪われた
窓の外は何と、首のない人間たちが行き交っていた
私は思わず洗面台へ行き、鏡を覗き込んだ
なんだ、私にはちゃんと首があるではないか
夢ではない、とすれば外の彼らはいったい何なんだ

私はもう一度、窓の外を眺めてみた
やはり首のない人間たちで溢れている
すると私に気が付いた彼らが大挙をなして私の家に入って来た
逃げ場のない私は為す術もなく、あっという間に彼らに捕まってしまった

彼らは私をどこへ連れて行こうというのか
そして私はいったいどうなってしまうのか

この世界は何かがおかしい
いや、おかしいのはむしろ、私の方なのかも知れない

→PARADOX←

演説原稿:Mr.ASK 編曲:Mr.ASK

真に正しい答えとはいったい何だ?
おそらく誰にも答えられないだろう
なぜなら、そこには必ずパラドックスが存在するからだ

ある連続殺人犯が人質をとって廃屋に立て籠った
彼は警官隊に対してこう言った

「私がこれからこの人質をどうしようとしているか、
答えられたら人質は解放してやろう。
ただし、正解でなければこの人質は殺す」

ここで警官隊が「人質を殺そうとしている」と言えば
犯人は人質を解放しなければならない
しかし不正解だと彼は人質を殺しても良いことになる
ここで本当に殺してしまうと、警官隊の予想が正しかったことが証明され
人質を解放しなければならなかったことになる

つまり、犯人は必ず人質を解放しなければならない、、、
という矛盾が成立してしまうのだ

正しいとされる答えには、必ずパラドックスが潜んでいる

真理と云う名の悪魔

演説原稿:Mr.ASK 編曲:Mr.ASK

真理とは、闇の中に巣食う悪魔である
それらは人の心の奥底に潜んでいる

賢人は自らの在り方を否定する
そしてその自らの在り方を肯定する
彼らはあらゆる事象を疑い、真理を探求している
やがて彼らは、悪魔の眼を手に入れた

その眼は自らの在り方を否定する
そしてその自らの在り方を肯定する
その眼はあらゆる事象を疑い、真理を見通している
彼らもまた、それを手にする 【人】 を選んだ

破壊┣再生

演説原稿:Mr.ASK 編曲:Mr.ASK

人は 【再生】 という名の運命の輪の中にいる
それは必ずしも、死を迎えたときとは限らない
人の生きようとする意思が、何度でも人を再生させる
しかし多くが目的の見えない生き様の輪の中にいる
彼らはいつからそのような道へと追いやられてしまったのか
それはおそらく、周りの目を気にし過ぎているからではないだろうか

人は誰しも、生まれながらに選択の自由が与えられていたはずだ
そこに足枷を付けたのは誰か?
他でもない義務教育ではないのか

私は今日の義務教育の在り方を、ここに断罪する
他の誰かと同じものを観て、同じことをして
それができなければ公の面前で人格さえも批難され
それを観た周りの人々に次々と負の印象が刷り込まれる

やがて洗脳は加速し、人と同じであることこそが絶対の価値観だと認識させた
それにより、あるべき個性は失われ、あるべき自由を奪われ
人はいつしか、誰もが持ち得るはずの自由な発想を持てなくなって行った

やがて人は大人になり、自ら足枷を付けるようになって行った

N.W.O

演説原稿:Mr.ASK 編曲:Mr.ASK

“混迷の世界へ、ようこそ
これは新たな秩序を必要とする世界の物語”

行き過ぎた資本主義が社会に貧富の格差を生み
互いの間で血で血を洗う争いへと発展した
富める者は搾取し、貧しきは搾取される世界
富める者は国外へ、貧しきは未だ争いの中にあり

やがて国家は崩壊し、秩序や理念を持たない社会へと変貌した
人は退化を繰り返し、争い、破壊し、やがて自滅の道を辿った

資本主義の本質は、相互扶助の関係にこそあり
搾取せしは彼らと同じ、自滅への道に他ならない
与え、教え、管理する
人は協調性の本来の意味に、気が付くべきだ

“混迷の世界へ、ようこそ
これは新たな秩序を必要とする世界の物語”

DREAM

演説原稿:Mr.ASK 編曲:Mr.ASK

が見せる夢なのか、自らが見る夢なのか
誰かに望まれて行動したのか、自ら望んで行動したのか
君よ、歩みを止めたとき、思い出してほしい
人は誰もが本来歩むべきはずの道を与えられている

自らの意思で探し出すか、誰かの夢に寄り添うか
人は誰かの夢に寄り添うことで、道を見失うものだ
君が群衆の中で孤独を感じることがあるならば
そこから飛び出した外の世界は、君が求めて止まなかった世界だ

誰かに望まれて行動したのか、自ら望んで行動したのか
人は誰もが本来歩むべきはずの道を与えられている

Mr.ASK

「六弦アリス」 や 「七幻シュトラーセ」 という、アンダーグラウンドな音楽ユニットの主宰。
サラリーマンを経てITベンチャーを起業後、突然音楽に目ざめて現在に至る。
日々、謎の社会派コラムを自身のページにて執筆している。

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