【悪ノ洗脳】 何かがおかしい義務教育

小学生の頃、私はよく先生に叱られた。
あまり日常的に悪さをするものだから、母もよく学校に呼び出された。
悪さをする時は、いつも主犯格だった。
だから友達の親からうちに電話が掛かってきて、「おたくのお子さんとうちの子を二度と遊ばせないで下さい」 なんて言われることもしょっちゅうだった。

私は小学校が大嫌いだった。というより、だんだん嫌いになって行った。
6年生にもなると、授業をサボって隣の空き教室で悪い友達と野球をしたりして遊んでいた。
担任は見て見ぬふりだった。やがて私たちは、最初からいないものとされて行った。
私がまともに更正したのは、おそらく高校生になってからだったと思う。

私がそうなって行ったのには、理由がある。
「何でそんなバカなことばかりするんだ」 とよく叱られたが、理由を言っても周りの大人たちは理解してくれなかった。
私はね、学校教育において、どうにも腑に落ちないことがあった。

“みんなで同じことをしましょう”

この精神だ。いわゆる協調性というやつだ。
なぜ周りと同じことをしないといけないのか。
なぜ無理をしてまで周りと同じ価値観を共有しないといけないのか。
なぜやりたいことをやってはいけないのか。

わからない。今でもわからない。
いや、理解はできるが、正しく言えばわかる必要がないことがわかった。
こういうことを言うとね、少しかしこい程度のやつらはみんな言うんだ。

「みんな我慢して通ってきた道だから、どうしてもやりたいことがあるなら大人になってから考えても遅くはないはずだ」

見事なまでに洗脳されきっている。
そうやって協調性を植え付けられた後に自由な考えを持てた人間がいったいどれだけいるのか。
現実はほとんどいないじゃないか。
自由な発想を持っている人間はだいたい幼少期からずっと自由に生きているじゃないか。
人の可能性を縛り付け、個性を許さず、楽に人を管理できるように定められたプログラム。
それが義務教育の正体だ。
私はね、何もやりたいことがあれば何でもやっていいと言ってるわけじゃない。
さすがに犯罪はよろしくない。当たり前のことだ。
しかし学校教育において妙な違和感はずっとあった。
みんなで同じものを見て、同じ価値観を共有して、同じ場面で行動して。
先生の言うことはちゃんと聞きましょう。
それが当たり前の価値観とされたとき、少しでもズレた行動を取った子供はどうなるか?

異端視されますわな。

つまり、昔から社会問題とされて来たいじめの発端が完成しますわな。
昔から社会問題とされてきたのになぜか一向に無くならないいじめ問題。
その原因は義務教育にあり、と私は考る。
日本国民が生まれながらに課せられる義務のひとつ、この義務教育。
誰でも一定水準の教育が受けられる大変素晴らしい教育構造ではあるが、心までは水準以上の教育が成されていないように思う。
街に溢れる量産型ファッションの大学生を見て笑っている場合じゃない。

Mr.ASK

「六弦アリス」 や 「七幻シュトラーセ」 という、アンダーグラウンドな音楽ユニットの主宰。
有言実行。

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