【好きか嫌いか】 エンタメの本質

ムーランルージュ

最近は専ら歌詞を書いたり、楽曲を作ったりで、なかなかに忙しい日々を送っている。
歌詞と言っても七幻シュトラーセ用のものなので、演説原稿と言おう。
因みに六弦アリスでは 『文章』 と呼んでいる。

私は歌詞を書くとき、いつも “何を伝えようか” といったことを最初に考えるようにしている。
ここがはっきりしていないと、何が言いたいのかさっぱり分からない歌詞になってしまうからだ。
もちろん、これは楽曲制作においても同じことが言える。
この辺りが漠然としていると、仕上がりもやはり漠然としたものに陥りがちだ。
何となく 「新作を作ろう」 なんて考えながらできたものがベストなわけないからね。

さて、私は以前Twitterでこんなことを言ったことがある。

「私は音楽に対して、不真面目な姿勢で向き合っている」

これ。今でもその姿勢に変化はない。
いったいなぜ、このようなことを言ったのか。

音楽に対して本当にまっすぐな姿勢を貫いている人は、おそらく音大出身者だったり、音楽科卒、演奏家だったりするのではないか。
残念ながら私は芸大出身者なので、この限りではない。音楽も独学だ。
で、私の考えはこうだ。

音楽は広く捉えると、エンターテインメントの中の一要素に過ぎないのだ。
最終的なアウトプットは私の場合、音楽なのだけど、他の様々な要素 (映像・漫画・古典芸能etc) からも面白そうなものはどんどん吸収して行けば良いという考えだ。
そう考えると、音楽にまっすぐな姿勢はあまりに勿体ない活動をしているのではないかと思うんだ。
勿論、音楽一本に絞って生きるという生き様は否定しない。
あくまで私個人の解釈だ。
でも、もっと多くの可能性に対してまっすぐに向き合うことも重要なのではないかと思うんだ。
とはいえ、私は音楽一辺倒な人から観ると、とても不真面目に映るだろう。
そういった意味で、あの発言をTwitterに投稿したんだ。

私はね、音楽だけができれば幸せな人ではないんだ。
昔から、何でもいいから顔も知らない誰かを楽しませたいと思って生きてきた。
こう見えて意外と外向きなんだ。
その表現手法がたまたま音楽だっただけ。
だからこそ、もっと面白いことをやりたいと常々思っている。
「上手になろう」 ではなく、「面白くなろう」 という精神なんだ。

まあ、それをやろうとすると上手にならないといけなかったりするわけだが。
でも、そればかりをやってるとただの自分との戦いで終わってしまう。
だからこそ、思いついたことはどんどんやらなきゃいけないな、と思うわけだ。

好きか嫌いか。楽しいか楽しくないか。
すべてはこれに尽きる。
みんなに好かれるものを目指す必要なんて、実際はどこにもない。
これは大人になってから気が付いた。

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Mr.ASK

「六弦アリス」 や 「七幻シュトラーセ」 という、アンダーグラウンドな音楽ユニットの主宰。
有言実行。

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